大手FC コールドウェルバンカー社と家電製品やハイテク技術を紹介するニュースメディアCNET 社がジョイントで最近話題となっているスマートホームの条件についての報告書を発表した。同レポート不動産エージェントや消費者からスマートホームについて調査してほしいという数多くのリクエストに応えたものである。
またCNET 社ではケンタッキー州ルイビル市にこれぞスマートホームと呼ばれるホームを実際に製作した。
まずスマートホームの定義は「WiFi、ブルートゥースなどのネットワークで接続された製品(スマートプロダクト)を使って温度、照明、セキュリティー、
安全対策、エンターテインメントをスマホ、タブレット、コンピューター、その他のシステムでコントロール、自動化、機能最適化を図るべく完備された家」となっている。
スマートホームとして認定されるにはシステムが安
全でコントロールが可能となるアクセスができ、し
かも安定したインターネット接続が必要であると指
摘している。
加えて以下の条件のうちの少なくとも2つを満たし
ていることが必要となる。
- 白物家電(アプライアンス)にスマート機能が
ついている。例えばスマート冷蔵庫
- エンターテインメント。例えばスマートTV、ス
トリーミングサービス
- 空調設備にスマート機能がついている
- 照明施設にスマート機能がついている
- 屋外施設にスマート機能がついている。例えばスマート灌漑用スプリンクラー、スマ
ホなどでリモコン調整できるプール・ジャクジ
- スマート機能を備えた安全装置。例えば火災報知器、一酸化炭素検知器、夜間照明
- セキュリティー。例えばスマート機能を備えたロック、アラーム、カメラ
- 温度調整、サーモスタット
両社ではこの定義によって消費者が家を売買する際の指標になればと願っている。CNET 社編集長リンジータレンティン女史は「スマートホームという言葉自体なじみにくく理解しにくい。多くの人が理解出来るスマートホームという定義を設定し、今後家を選択する際少しでも複雑な手順がシンプルになるよう期待している。スマートホームと一言で言っても数多くのカテゴリーに分かれている。」と述べている。
コールドウェルバンカー社マーケティング部長ショーンブランケンシップ氏は「テクノロジーの進化はすさまじい速さで動いているため、スマートホームの定義も今後大きく変わる可能性が高い。12−18ヶ月後にはアップルのSiri など音声入力技術がスマートホームの主流となる。」と予測している。
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